2014年10月09日 12:15  カテゴリ:情報提供サービスの実践

ユーザー視点のWeb改善、地図編

「そんなことはウチではできている、という落とし穴」
で書いたことをさらに具体的に書いています。

先日は、「コンタクトのとり方」で、
電話・メール・メールフォームについて書きました。


今日は、「場所の案内」で、地図と住所について。
まずは地図について書きます。


基本的に来店型・来社型のビジネスの場合に有効な話です。
地図と住所という字面を見ただけでまさしく
「そんなことはウチではできている」と感じる方も多いと思います。

しかし、あなたがどこかのお店や会社に行くときに
ホームページで確認する習性があるのなら、
場所の案内ページ(「アクセス」と名づけられていることが多いです)を見て、
不便だな、わかりにくいなと感じたことは、
あるのではないでしょうか。

「どんな地図が不便?」「どんな地図が便利?」


それに対するユーザーとしてのあなたの答えが、
そのままユーザーの答えなのではないでしょうか。

どんな地図が不便?
答えは、シンプルにデザインされた地図。
趣向を凝らしてデザインされた地図。

そのようなデザインされた地図は、Webではなく印刷物に適した方法といえます。
印刷物は、何事もそのサイズに収まるサイズで設計・デザインする必要があり
情報量にかなり制約があります。
だからこそ、たくさんのことを省いたシンプルな地図が必要なわけで、
デザインも、紙面全体になじむものにする必要があり、趣向を凝らしたものも
ときには必要になります。


Webの“情報量の制約があまりない”ことを活かす



Webでは、印刷物における情報量の制約ということが
あまりないというメリットがあります。
そのメリットを活かし、Google mapを貼って
好きなように拡大縮小したり、現在地等を確認したりということが
できるようにしましょう。
デザインされた地図と違い、信号名もすべて掲載されているので
親切です。
スマートフォンで見るにも、ストレスなく見ることができます。

参考に弊社の「アクセス」ページをご覧ください。
  

Posted by ルーコ 井上美穂 │コメント(0)

2014年05月16日 18:09  カテゴリ:情報提供サービスの実践

地道な内容ですぐに改善できるホームページのチェック項目

Web集客をしようとするなら、
ユーザーの視点に立つことの大切さを、これまで書いてきました。

以下のタイトルで、書いてきましたが、
今のあなたの気持ちに刺さるタイトルを選んで読んでいただいてもいいと思います。
結論は、同じです。
ユーザーの視点でWebを改善することがWeb集客の近道です。

→お客様の声から“不便”を発見し、“便利”に変えるWeb戦略
→公開しづらいことを敢えて公開するというWeb戦略
→Web集客、成約率11倍の単純な方法
→商圏内の同業他社より確実に信頼されるWebの中身とは
→自分がいいと思うことが、ターゲット層のユーザーがいいと思うとは限らない。
→そんなことはウチではできている、という落とし穴
→ユーザーに役立つ知識の提供は、出し惜しみしない方がいい。
→あなたの“当たり前”が、ユーザーから求められている!

地道な内容ですぐに改善できるホームページのチェック項目


記事に書いた改善内容・方法のひとつひとつは、
地道すぎてワクワクはしないかもしれませんが、
どんなにアクセスを集めても、ユーザーに受け入れられない限りは
アクセス集めが意味をなしません。

ここから先はしばらく、地道な内容ですぐに改善できる
ホームページのチェック項目をあげていきます。



「そんなことはウチではできている、という落とし穴」
で書いたことをさらに具体的に書いていきます。

・コンタクトのとり方/電話・メール・メールフォーム
・場所の案内/地図と住所


などのことです。

「それくらいはちゃんと書いてあるよ」という方が多いと思います。
しかし・・・
たとえばスマートフォンで確認してみると、パソコンで見るときと違う点で
気づく
ことがあります。

電話番号もそのひとつです。
電話番号をタップして電話したいユーザーは多いはずです。
(電話で何かを受け付けている場合)。
また、ブログをホームページとして活用している場合は、
スマホ版が表示されたときに、コンタクトをとるための基本情報に
なかなか行き着けない状態のこともあります。

電話などの基本的な情報だけでも、チェックすべき観点が複数あります。
次回チェックの観点、項目を書いていきます。  

Posted by ルーコ 井上美穂 │コメント(0)

2014年04月07日 17:24  カテゴリ:情報提供サービスの実践

公開しづらいことを敢えて公開するというWeb戦略

先回の記事で、
「よくある質問」を掲載してその答えを書くことの3つの意味
お伝えしました。

質問と答えの掲載は、
1.安心・信頼される
2.契約成立までが早い
3.検索に強くなる

という成果が見込めます。

公開しづらいことを敢えて公開するという戦略


弊社では、知り合いはもちろん、ホームページを見ての
電話やメールのお問い合わせで一番多い質問が「いくら?」です。
その答え、つまり料金をできる限り掲載するようにしたら、
成約率が11倍に
なったことを先回書きました。
※料金掲載の様子
 →ルーコWeb「ホームページ制作 プラン・料金表」


これは、1と2の効果と言えます。

私たちの業種では、料金はどうしても
「内容による」ので、公開しづらい
という現実があります。

でも、見込み客が知りたいことのトップが「いくら?」なのであるから、
それに敢えて答えたのです。
(※2年ほど前のことです。現在では、公開している同業他社は多いと思います)

「料金の公開がしづらい」という業種だから成果があがったのだと思います。

あなたが、お客様や見込み客からよく聞かれることで、
Webで「公開しづらいこと」は何でしょうか?
それは、ほんとうに公開できないことなのでしょうか?

そこに商機があるかもしれません。




同業他社が公開していないことを公開して、
Webからのお客様 年間0件が116件になった事例


それはどんな事例かというと、
葬儀社がWeb上で料金を公開した事例です(株式会社FUNE様)。
料金公開を含めたリニューアルを行って成功したのです。

ユーザーの不安を解消するWebサービス戦略
※定期的なお取引があるお客様にお送りしている、弊社発行の新聞です。
 詳しくご覧になりたい場合は、こちらからどうぞ。

もともと、特に料金に関しては、公開が進んでいない業界でした。
FUNE様が料金の掲載を始めた6年前の葬儀業界は、
チラシなどでは徐々に公開は進んでいましたが、
Web上で誰でもどこからでも見えるようにする、徹底的にわかりやすくする
ということは葬儀業界に先駆けたものでした。

「ユーザーの不安を解消する」Web戦略


「同業他社に先駆ける」というと、大変難しいことのように感じるかもしれませんが、
この葬儀社の例は、実は同業他社が公開していないことを探して公開した、
というわけではありません。

葬儀社の場合、ホームページに訪れる人は、
間もなく死を迎えようとしている人を親族にもつ人(ユーザー)が多いと推測できます。
葬儀社を検討するユーザーの不安を、
何よりも優先して解消すべき課題に据えて、
ホームページのリニューアル
を行おうとしたのです。

その中でも、料金に対する不安解消は、筆頭だったので、公開しました。
葬儀費用に関して、全プランと料金をわかりやすく公表しただけでなく、
葬儀費用の「よくあるご質問」でお客様からの実際の質問を掲載していきました。

あなたの業界で、お客様や見込み客が不安に思うこと、悩んでいること、
課題となっていること、知りたいこと(疑問)は、
必ずこれまで実際に聞かれていることの中にあります。
お客様や見込み客の立場に立って、Web上で期待に応えていきましょう。

潜在顧客や見込み客は、悩みや疑問、知りたいことをキーワードにして
検索
するので「お客様や見込み客の立場に立つ」Web展開は、
そのキーワードが必然的に多く含まれる
ページを持つことになります。
それが、検索に強くなっていく秘訣であり、
先回の記事で書いた
「『よくある質問』を掲載してその答えを書くことの3つの意味」
3.検索に強くなるの意味です。

ユーザーの不安・課題・疑問を解消するWeb戦略は、結果として
同業他社が公開していないことを公開するWeb戦略になることもあり、
Web上で圧倒的に信頼を集めることになるのです。


-----------------------------------------
「もっと例がほしい」
「質問したい」
という場合は、以下から、メールください。

「メッセージを送る」をクリックして、
フォームに書いて送信してください。


7日以内にブログに公開してお答えします。
(実社名・実名は公開しませんので、教えていただかなくてもOKです)。  

Posted by ルーコ 井上美穂 │コメント(0)

2014年03月20日 22:09  カテゴリ:情報提供サービスの実践

Web集客、成約率11倍の単純な方法

先日まで、Webで成果を出すための「情報提供サービス」を中心に、
語ってきました。

実践しよう、という気持ちになったとして、一歩を踏み出せるかどうかと、
さらに言えば、踏み出してから先、継続できるかどうかが
「情報提供サービス」の質と量に影響し、成果に影響します。


簡単に一歩を踏み出し、尚且つ成果の上がる方法


情報の質と量があってこそのWeb集客なので、
このブログを読んでいただいて「なるほど!いい話だ!」で終わってしまっては
あなたにとっての意味がありません。

というわけで、まずは簡単に一歩を踏み出せるやり方をご紹介します。
それは、「よくある質問」に答える、答えを書く(掲載する)ということ。

これなら、簡単そうに感じませんか?

実際に自分やスタッフが見込み客やお客様から質問されて、
答えてきたことを、まずは書くだけです。
そのように簡単でありつつ、とても成果の出やすい方法です。




「よくある質問」に答える、それを書くことの3つの意味


「よくある質問」や「Q&A」というページを、ありとあらゆるホームページで見かけると思います。
それには3つの意味があります。

1.安心・信頼される


ホームページのゴールである「問い合わせ」「申し込み」や「来店」までの
ユーザーの不安を軽減し、疑問を解決する。それによって信頼される。

2.契約成立までが早い


実際の問い合わせを受けて、いつも同じ質問に答えなくてはいけないという、
手間を省く。
フィルタリング、省力化です。つまり、より自社を理解していただける、
その上でお問い合わせしていただけるので、
質のいい見込み客が集まり、申し込みや商談成立、契約成立までが早い
ということになります。

ここまでは、容易に察しがつくと思いますが、3つ目があります。

3. 検索に強くなる


潜在顧客や見込み客は、悩みや疑問、知りたいことをキーワードにして検索するので、
「よくある質問」で検索に強くなる。
 

もしあなたが、普段お客様や見込み客に聞かれることを
文にして掲載していたら、それほど狙わなくても
上記のようなキーワードを含むことになり、
検索で上位表示という可能性が高まります。

しかも、内容も知りたいことの回答になっていれば、ユーザーの心を
捉えることができるでしょう。

それについては以前の記事にも書きましたので、ご覧ください。
→ユーザーに役立つ知識の提供は、出し惜しみしない方がいい。


成約率11倍の単純な方法


弊社への質問で一番多いのは、「○○してもらったらいくら?」です。
その中でも特に多いのが、「ホームページ作ったらいくら?」。
意味は同じでもう少し具体的な言葉では
「ホームページ変えたいんだけどいくらかかる?」です。

これがダントツで多いので、もちろん、ホームページに掲載してあります。
http://www.rou-co.com/faq/faq01/web_price.html
2段階に分けて、じっくり掲載しています。

また次回以降に書きますが、私たちの業種では、料金はどうしても
「内容による」ので、公開がしづらいという現実があります。

でも、見込み客が知りたいことのトップが「いくら?」なのであるから、
それに敢えて答えたのです。

その結果は、明らかでした。

成約率が、11倍になったのです。
料金掲載前は、問い合わせの数100件で見た場合、成約1件。
掲載後は、約11件になりました。

アクセス数を増やすことももちろん大切ですが、
それよりも前にできること、すべきことがあるかもしれません。


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「例がほしい」
「質問したい」
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Posted by ルーコ 井上美穂 │コメント(0)

2014年03月15日 09:08  カテゴリ:情報提供サービスの実践

商圏内の同業他社より確実に信頼されるWebの中身とは

これまで、このブログで「情報提供サービス」の必要について書いてきました。
今日はさらに掘り下げます。

1.お客様にとって役立つ知識の提供
 →ユーザーに役立つ知識の提供は、出し惜しみしない方がいい。

2.自社サービスの案内
 →そんなことはウチではできている、という落とし穴

今日は、1の「役立つ知識の提供」について、例を挙げつつ、
なぜ知識を書く(公開する)といいのかを、掘り下げます。


知識提供とはどういったものか、業種別の例


※あくまで例です。ターゲットの層によってかなり内容は変わります。

・居酒屋など飲食店
  お祝いの行事、祝いの席についての知識(例えば還暦、古希など)

・花屋
  知人に開店祝いを贈りたいときに、どんな花を、どんなタイミングで注文し、
  どのくらいの予算なら失礼がないかといった一般的な知識

・リフォーム
  外壁の傷みが気になりだしたときに、その傷みがどういう現象で、
  リフォームの必要があるかないか、判断できる知識

・美容
  白髪の予防策と原因についての知識

・医院、整体
  肩こりや腰痛を解消するためのストレッチ方法や生活習慣についての知識

などなど、たいていは、お客様や、見込み客に聞かれて教えていること
もしくは、聞かれなくてもアドバイスしていることを書くと成果につながります。

私のこのブログは、まさにそれらの“聞かれて教えていること”
“アドバイスしていること”を書き綴ったものです。

そういった“役に立つこと”を、
商圏内同業他社よりも圧倒的に役立つ質と量で公開する
それが「情報提供サービス」--知識提供です。
ユーザーにとって、役に立つことの公開、です。



なぜ情報提供サービス--知識提供を実践するといいのか
実践する必要があるのか



上記の例で、すべて知識情報提供の先には、その情報を見た見込み客は、
近所の同業他店や自分の知り合いの同業他店で購入するかもしれない
という予想もたちます。

なんだか残念なように感じるかもしれませんが、
それによって、何かデメリットがあるかといえば、ほとんどありません。

それら商圏外の層と、その後つながる可能性がないというだけで
デメリットはないので、そこは捨てればいいのです。

また、そもそも見込み客でもなく、まだ購入の意志が固まっていない潜在顧客が
調べたかっただけかもしれません。

それについては、商圏内潜在顧客であれば、見込み客に育つ可能性があるので
情報--知識を提供することは意義のあることです。

必要なことは、見込み客として欲しい層に、
商圏内の同業他社よりいいと思ってもらうこと、
より信頼されることです。

情報提供サービス--知識提供を行うと、同業他社よりも先に、または、より密接に
お客様との接点を創っておくことができます。
また、疑問、課題、問題、不安、悩みを解決してあげることができるので、
商圏内の同業他社より確実に信頼されます。

ユーザーが実際の購買行動に移ったときには、
優位の状態で選択肢の中に入ることができるでしょう。

また、情報提供サービスで書き綴る内容には、
潜在顧客や見込み客が検索するキーワードが
たくさん含まれる可能性が高い
ため、

商圏を広くすることも可能、商圏内の見込み客を増やすことも可能になります。


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「自分の業種での例がほしい」
「質問したい」
という場合は、以下から、メールください。

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Posted by ルーコ 井上美穂 │コメント(0)

2014年02月27日 22:40  カテゴリ:情報提供サービスの実践

自分がいいと思うことが、ターゲット層のユーザーがいいと思うとは限らない。

せっかくサイトに集めた潜在顧客を
あるひとつのことが掲載されていない、またはわかりにくいことが原因で
大量に失うということもある

という話を前回書きました。

→そんなことはウチではできている、という落とし穴


ブランドイメージの構築も失墜もありえるWebの怖さとおもしろさ






みなさんも、仕事や私生活でホームページを利用していると思います。
利用というのは、何もネットショップのように実際に物が買えたり
予約ができたり、というものだけではありません。

ショッピング機能を持たない、店、会社、商品・サービスの紹介ホームページも
「利用」に含まれます。

あなたも、ホームページを見ていく中でイライラしてしまったり、
ガッカリしてしまったりという体験
が、
大なり小なりあるのではないでしょうか。

悪い体験をしたときに、ホームページを続けて見たいとは思えませんよね。
同時に自分の中で、その店・会社自体の価値まで落ちているという経験が
あるのではないでしょうか?

もちろん、ホームページだけで価値が大きく落ちることばかりではありませんが
「人に求めていただいた期待を裏切っている」点は見過ごせないでしょう。

ブランドイメージの構築も、失墜も、実際の店・会社を見てもらう前に
ネット上ですでに始まっている
のです。

「せっかくサイトに集めた潜在顧客を〜大量に失うこともある」
と書きましたが、それは、まさに上記のことです。
しかもそれは、あなたの知らない間に起こっているのです。

日々失っていることがわからないからこそ、意識を払うだけでなく
「お客様をホームページでガッカリさせていないか」実践して確かめる
ことが大切になります。

すぐに実践できる方法を1つご紹介します。

ホームページを人に利用してもらい、どのように閲覧していくのか
(どのように情報を読み取っていくのか)
目の前で行動を観察するのです。

「えっ! それだけ?」
と、お思いでしょうか。

ホームページを何年も持っている企業さまですら
「それだけのこと」を実践されているケースは多くありません。
上記の行動観察だけであっても、もし一度も実践したことがないのであれば
気づきを得られると思います。

しかし、この簡単な行動観察には「4つのコツ」があります。


行動観察の「4つのコツ」



1.実際の対象ユーザーに近い人にやってもらう


ターゲットと近い人でないと、知りたいことのニーズが違いすぎて
正しい気づきが得られないからです。

2.ホームページに接する前段階から設定する


いきなり人を呼んで「ちょっとホームページさわってよ」では、本来の
使用状況と違います。
前段階から操作してもらうことが必要です。
「○○○というキーワードでGoogle検索したとして操作してみて。」
「Facebookで私からのシェアが来て、クリックしたとして操作してみて。」
・・・など、普通に使われるのと近い事前段階を設定しましょう。

3.ホームページに来た段階の心理状況を設定する


ターゲットユーザーは、何かしら目的を持ってホームページに訪れます。
ですから、行動観察のときも、目的や心理状況を設定しましょう。
「うちのお店の○○○が気になってホームページに来たとしてみてね。」
「実際にホームページで問い合わせしようかと選ぶ気持ちでみてね。」
・・・など、適切な目的を設定しましょう。

4.テストユーザーに、思ったことを声に出してもらう


ホームページをさわっているとき、人が考えていることまでは分かりません。
なので、思っていることを声に出してもらいます。
すると、人は・・・
「あれ?ここに載ってると思ったのになぁ。」とか
「いやいや、これはボタンって思わないよ〜。」とか
貴重な発言をしてくれます。


このようにターゲットとするユーザーの行動やニーズをもとに
サイトの新規構築や改善の施策を導き出します。
できればテストユーザーは3人程度
でやってみると、正確な気づきが得られます。

ユーザーの内面にまで踏み込んだ分析や、サイト利用以外の行動にも調査が及び、
マーケティングのひとつとして重要視されます。

こういうことを弊社では仕事の一環で行っています。

巷にはユーザー調査・ユーザー評価の専門家も存在します。
分かりやすい例では、ヘッドギアのようなものを付けてもらい、
人の「目の動き」を機械に追わせることで
データを集める「アイトラッキング」という何だかすごそうな手段もあります。

そのような外部の専門家に依頼しなくても、まずは今回お伝えした
テストユーザーの行動観察をする方法ならすぐ実践できます。

もしも“問い合わせをしてもらう”ことがゴールなら「4つのコツ」を踏まえて
テストユーザーに「何を課題にホームページに来て、ゴールは何か」
伝えて観察に取り組みましょう。

今どきは、スマートフォンで見る方が多いので
(多くのBtoCビジネスのサイトで、スマホ閲覧率は50%を超えています)、
パソコンの前に座っての“席を設ける”ことをしなくても、
会ったときにスマホでちょっと見てもらうこともできるわけです。

問い合わせページに至るまでに、どういう順にページを渡り歩き、
どこで迷い、最終的に問い合わせページを順調に使って完了できたか
を見させてもらいます。

問い合わせのメールフォームの機能性だけでなく、全体をチェックするのです。

そうすると、客観的な評価ができるので、より成果を上げやすい改善策を
講じることができます。
それが、ある一つのボタンやリンク文字の位置や大きさを
変えるだけのことかもしれません。
でも、それで劇的にわかりやすく、使いやすくなることがあります。
または、大幅な改善が必要だと気づくかもしれません。

いずれにしても、そうした客観的な評価が、あなたのホームページにおける
ユーザーの体験の良し悪しであり、ブランドイメージの良し悪し
につながるのです。

人は、なかなか客観的になれないものです。
自分がいい、と思うことが、ターゲット層のユーザーがいいと思うとは限りません。
自分ではなく、ユーザーの視点でホームページを改善していくことが、
Web集客の成功への近道です。



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「自分の業種での例がほしい」
「質問したい」
という場合は、以下から、メールください。

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Posted by ルーコ 井上美穂 │コメント(0)

2014年02月09日 11:23  カテゴリ:情報提供サービスの実践

そんなことはウチではできている、という落とし穴

このブログでは、ホームページやブログ等の集客ツール、広告手段を
「情報提供サービス」の視点でとらえ、実際に役立てていただけるように書いています。
情報提供サービスには、2種類あり、今日は、2つ目について書きます。




1.お客様にとって役立つ知識の提供


→前回ブログ記事「ユーザーに役立つ知識の提供は、出し惜しみしない方がいい。」
をご覧ください。

2.自社サービスの案内


通常聞かれなくてもわかるようにしていること、つまり
御社への問い合わせ方法や、お客様が商品やサービスを手に入れるために
何をしたらいいのか、など自社サービスの案内です。

そんな当たり前のこと?!と思われるかもしれませんが、
この自社サービスの案内が実はできていなかったり、
とてもわかりにくかったりする会社、お店が非常に多いのです。

それは、何らかの能力や技術の欠如ではなく、
すばらしい能力や技術を持った人、会社でも、
なかなか人間は客観的になれない、というだけのことです。

多く見受けられる“客観的になれない例”をあげます。

・ユーザーが御社の「このサービスを受けてみたい」「購入したい」と
思ってくれたときに、次にどういう行動をとったらいいのかわからない。


予約がいるのかいらないのか、いるなら何日前までなのか、
そもそも電話すればいいのかメールすればいいのか、など。

・営業時間や定休日がわからない
  (もしくは がんばって探さないとわからない)。


わからないから、電話で問い合わせてみたらたまたま定休日でつながらない、
という残念な体験をユーザーにさせてしまうことになります。

・基本、来店型の商売なのに、がんばって探さないと住所がわからない。


地図がカッコよくデザインされているけれど、それにはほとんど意味がない、
というケースがあります。
(意味がある場合もありますが)

多くの人がカーナビやスマートフォンで住所から地図探索する時代に、
デザインされた地図がほしいのではない場合が多いのは事実です。


以上、「そんなことはウチはできている」という方も多いとは思います。
しかし、上記はほんの一握りの例ですので、意外な落とし穴がないように、
今一度確認してみることは価値あることだと思います。

と、いうのも、サイトがユーザーに与える経験の良し悪しは、
そのままあなたや御社のブランドイメージを左右する
重要なことだからです。

また、イメージの問題だけではなく、せっかくサイトに集めた潜在顧客を
あるひとつのことが掲載されていない、またはわかりにくいことが原因で
大量に失うということもあるのです。

日々失っていることがわからないからこそ、意識を払う必要があります。

そこで有効なのが、ユーザー調査です。
次回また書きます。  

Posted by ルーコ 井上美穂 │コメント(0)

2014年01月26日 17:18  カテゴリ:情報提供サービスの実践

ユーザーに役立つ知識の提供は、出し惜しみしない方がいい。

ホームページやブログに書かれていること(情報提供サービス)の
質と量によってすでに他社との競争が始まっていることを前回書きました。

とはいえ、
何を書いたら(載せたら)いいのかわからない。
当たり前のことを書いても仕方ないのでは?
という多くの社長さんの声を聞きました。

その声(疑問)にお答えします。
答えは、「あなたの当たり前がユーザーから求められている。」です。


「情報提供サービス」には、2種類あります。


1.お客様にとって役立つ知識の提供
2.自社サービスの案内

1と2について、順に書いていきます。




1.お客様にとって役立つ知識の提供



お客様や、見込み客に聞かれて答えている(教えている)こと
もしくは、聞かれなくてもアドバイスしていること、それが
お客様・見込み客にとって役立つ知識の提供です。


役立つ知識の提供は、出し惜しみしない方がいい。



ちょうど、私がこのブログを書いていることが「役立つ知識の提供」にあたります。

これまで聞かれて答えたことがあることばかり書いています。

そもそも、Webに関するご契約をいただいているお客様にお答えしていることなので、
情報として有料といえば有料ですし、教えることが有料、という内容もあります。


みなさんの中にも、業種によってはそういうことがあるのではないでしょうか?


しかし、私たちの業務でいうと、個別のお客様の個別の状況に応じて
コンサルティングし、個別の戦略をもとに実施しているため
一般論として方法をお伝えしているこのブログとは
サービスとして別物です。

また、ここで無料で語っても、
個別固有の対応をしている有料のお客様の不利になることはありません。

ですから、どんどん書いていいのです。

Web検索で閲覧された時点で他社よりも優位に立つために
「情報提供サービス」の質と量を追求
していきましょう。


役立つ知識を書くと、検索されやすい。



多くの人がインターネットを活用する時代ですので
何か知りたいことを人に直接聞く前に、その知りたいことを
キーワードにして検索しています。

もしあなたが、普段お客様や見込み客に聞かれることを
文にして掲載していたら、それほど狙わなくても
上記のようなキーワードを含むことになり、
検索で上位表示という可能性が高まります。

しかも、内容も知りたいことの回答になっていれば、ユーザーの心を
捉えることができるでしょう。

ありとあらゆる業種の方が、このブログを読んでくださっていると思うので、
自分の業種での例がほしい!
質問したい!
という場合は、以下から、メールください。

「メッセージを送る」をクリックして、
フォームに書いて送信してください。


7日以内にブログに公開してお答えします。
(実社名・実名は公開しませんので、教えていただかなくてもOKです)。
  

Posted by ルーコ 井上美穂 │コメント(0)

2014年01月20日 09:32  カテゴリ:情報提供サービスの実践

あなたの“当たり前”が、ユーザーから求められている!

ホームページやブログで集客ってなかなか難しいよね、
今現在、できているとは言えないなあ
と思っている場合は、まずは
お客様との接点を創り、接点を強化する「情報提供サービス」に
取り組みましょう。

“あなたのこと”“御社のこと”の公開が、すでにサービスである理由


「情報提供サービス」とは、要するに、
Web上でお客様との出会いの場を創り、
その出会いにおける、あなたの(御社の)第一印象を
よりよくする
ための“あなたのこと”“御社のこと”の公開であり、
公開することがすでにサービスなのです。

なぜかといえば、多くの人がスマホやタブレット、パソコンからWebを利用する
時代にあっては、あなたの事業が多くの人から「内容を知りたい」と
求められている
からです。

だから、どんな業種の集客にも不可欠であり、実践が可能です。

もし御社が、ホームページやブログで集客ができていないと感じる場合は、
情報提供サービスに取り組む!これ鉄則です。

人が検索して調べる行為に応える


人が検索して調べる行為の核心には、
何か回答がほしい疑問(調べたいこと)や
解決したい課題、場合によっては解消したい不安、があります。

あなたが検索するときも、そうではないでしょうか?

「情報提供サービス」は、その疑問、課題の回答になる内容を
あらかじめホームページやブログで用意して公開し、解決してあげることです。
あなた(御社)がその業種のプロだからこそ知っていること(情報)を
ホームページやブログで公開(提供)
することで、問題を解決できる人がいます。
あなたもそうやって問題・課題を解決したことが幾度となくあるはずです。

今は「情報提供サービス」の段階で同業他社との競争が始まっています。
もしも御社が「検索者(見込み客)の知りたいこと」を的確に提供できていれば
「情報提供サービス」の段階で、他社との差別化に繋がり、すでに優位に立てます。

Webで発信すること自体が、ターゲットに向けた情報提供サービスになるよう、
ホームページやブログを改善していきましょう。

「と、言われても・・・
当たり前のことを書いてもしょうがないし・・・
そもそも書くことがない・・・」

という声を、私は多くの社長さんたちから聞きました。

しかし!
その「当たり前のこと」が、実はユーザー(検索して閲覧する人)から
“求められている情報”
です。
非日常の特別なことの記録・発信ではなく、仕事における日常にこそ、
求められていることが多くあります。

では、次回、「当たり前のこと」「仕事における日常」を含む
情報提供サービスのさらに具体的な内容について書きます。
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これまでの記事

▼集客に本気の社長へ
 →集客に本気の社長へ
 →ホームページやブログを見るのも書くのも血の通った人間である。

▼情報提供サービスの実践
 →001.あなたの“当たり前”が、ユーザーから求められている!  

Posted by ルーコ 井上美穂 │コメント(0)